太陽光発電取り付け

 いろいろな訪問販売が来ます。太陽光発電ももちろん来ますが、いつもは嫁さんが追い返していました。
最近は売電単価の値上がりや補助金の制度で追い風だとは思っていましたが、
ローン中は売電があっても若干持ち出し気味で、完済後にやっと収益がでるものと思っていました。
そのころには家族構成も変わり下手すると引越しなんてあるかも知れません。そんな中で投資をするのも・・・。
と思っていたのですが、今回のメーカーさんは広告でも良く見るハウスメーカーさんです。
ソーラー据付だけ請け負う業者より良さそうなので後学のために聞いてみました。




2010年12月5日
 まずは徹底的に見積もってもらいます。電気の使用量は2世帯管理するために
エクセルにまとめて把握してあります。発電の期待値と消費電力を
天秤に掛けます。あまりにハッピープランで見積もられると乖離が大きいので・・・。

結論。我が家は家の向き、屋根の面積など好条件が重なり太陽光発電には有利です。
片流れの大きな屋根のおかげで寄棟の屋根よりも有利な方向にたくさん乗せられます。
寄棟は3kwが相場らしいですが(たしかにチラシでもよくみる数値です。)、
我が家は屋根3面中2面使って7kw以上乗せられます。

10kwも面積的には乗せられますが、それ以上は法人扱いで、
売電単価が11円とかになるらしいです。個人の48円からすると大損です。

7kwはパネルのまとめ買い効果で単価が下がるので費用対効果が高いとのこと。
(このあたりはメーカーにもよるかもしれませんが6kw超えが目安とのことです。)

日中の使用量、2世帯での使用想定、今後の家族構成下での使用量想定など
SIMしてみましたが、おおむね装着後からわずかながら
利益のほうが多いようです。(本当か?)

心配していたローン中は若干持ち出し、ということはなさそうです。
パネルが多いので、ローンも高額ですが、少なからず発電で使わなくて済む金額、
余剰分の売電による入金ということで、ローンは電力会社が担ってくれる形です。

 今までよく見かける3kwで漠然と捉えていたのですが、それを超え、
かつ好条件がいろいろ多方面で整うと着けるほうが儲かるということです。

発電にお金をくれる今だけのビジネスモデルかも知れませんが、
今の売電価格は10年続くらしいので断る理由がありませんでした。
保証もよほど大丈夫らしいので。

はっきり言って太陽光発電つけるとルックス悪く嫌いなんですよ・・・。

そのことは業者さんにもはっきり言いましたが。
屋根の色も黒いのでまぁ、妥協でしょうか。

補助金の予算枠が残り少ないという、殺し文句もあり、
損しないなら、という嫁さんの同意もあり、工事の契約、ローン契約を
済ませました。短時間で久しぶりに集中検討しました。
ただ、補助金が入り次第繰上げ返済しないと、持ち出しが多いままです。
忘れないようにしないと・・・。


今回のソーラーパネルは京セラさんでした。
2010年12月12日
 太陽光発電の施工業者が下見に来ました。電気の引き込みあたりは当然ですが、
屋根にも実際に登り、屋根裏も見て行きました。敷地いっぱいに家があるので、
屋根に登るのもはしごを建てられずひと苦労していました。
ベランダを中継して登っていました。屋根裏は補強の要否を見ていたようです。
1月末には完成の予定でしたが駆け込み需要のせいでしょうか、
着工は2月にずれ込みました。設置工事は1,2日らしいです。

大まかな工事の流れの説明を受けました。

1.パネル設置工事 1〜2日。許可していただければ不在でも可。
  パネルを屋根まで持ち上げるのに、屋外コンセント使用したいとのことと、
  工事中は駐車スペースを2台確保してくださいとのことでした。
2.パワーコンディショナーや、接続箱、配線工事などの屋内工事。1日在宅要。
3.売電メーター設置工事
4.系統連系
2011年1月27日
 今日やっとソーラーパネルを設置しました。工事は明日もあると聞いていたのですが
今日だけで終わったようです。設置は2面に設置です。
ソーラーパネルは見栄えが気に入らないと思ったのですが、
思ったよりマッチしています。一安心です。



その後は屋内工事を行い、電力会社さんに売電メーターも設置してもらいます。
これには1万4千円程度かかります。電力会社から振込み用紙が来てました。
2月には発電開始できるでしょうか。

2011年2月9日
今日はソーラーパネルの宅内配線工事がありました。
ソーラーパネルから生み出された直流を安定化し交流に変換するには
さまざまなユニットを取り付けなければなりません。

 分電盤、いわゆるブレーカーの近くが都合が良いとの事でしたが、
2面の屋根に設置したので2系統あるらしく、
小さなエアコンくらいのパワーコンディショナーをどこにつけるかが問題になりました。

直流を交流を変換するので、かなりの熱をもつようです。
そのため天井から20cm以上離して、横にも12cm以上隙間が欲しいようです。
分電盤のある洗面所にはその他もろもろあるユニット類を取り付けられないことが判明。
基本的に湿度のあるところは避けて欲しいとの事で、廊下側に設置しました。

壁に穴を開けるので、1F両親世帯には取り付けず、2Fにまとめることにしました。
廊下に張り出しますが、荷物の搬入も背の高いものはないはずなのでOKです。

災害時には晴天であればテレビくらい見られる電源となるようです。

無線で、現在の発電量、消費電力がモニタリングできます。今日は工事まで。
売電開始は電力会社立会いのもと行いますので来週です。
消費電力が一目瞭然というのはエコは関係なしにしても面白いものです。
1.接続ユニット
  
発電した直流電力をひとつにまとめてパワーコンディショナに供給
2.パワーコンディショナ
  
発電した直流電力をご家庭で使える交流電力に変換
  これは耐用年数10年くらいで壊れたら要交換。高い。これがランニングコスト。
  売電何ヶ月分?
2011年2月14日
午前中に電力会社の関連会社がやってきて売電用の計量メーターをつけていった。
これがまた、デザイン、色ともあっていない・・・。


すっきりポールの電気メーターになにやら怪しいキャプコンが
追加されていた。


業者さんがきてなにやら工事中。売電用の結線か?

やっつけ売電要電気メーター・・・。

さらに午後、電力会社さんと施工業者さんがやってきて、
メーターの設定やら、パワーコンディショナーの設定を行ってくれました。

いよいよ発電開始!300秒必要らしいが、天候は大荒れ。大雪になった。
電力会社の担当の方は売電されているか確認したかったようだが、
午後4時近くでしかも雪空。メーターは回らず、確認できませんでした。
明日また確認に来てくれるそうです。


その後、施工業者さんが残って、補助金申請の残処理を行う書類を作成して持ち帰った。
住民票をまた送らなければならない。J-PECとかいう太陽光発電普及拡大センターから
補助金支給のための書類提出案内が届いていたが、
これを代行で行ってくれるらしい。助かります。

消費、発電モニターは啓蒙力大!ちょっと家電をつけるだけで過敏に反応します。
電子レンジ1台侮れません。まるでアポロ13のようにナーバスになります。
夕方、ローン会社から電話があり、工事完了を確認されました。
本当は今月末からローンが始まる予定でしたが、3月末からに変更になりました。
それは少しラッキーでした。
その後発電
いよいよ発電開始です。天気も良かったので昼のピークで4kw程度の発電でした。
終日の消費電力もモニタリングできるので、
必然的に無駄な電気をカットするようになりました。
大型テレビはプラズマテレビなのでやはり電気を食いますが、
電子レンジ、オール電化の電気コンロは凄まじい大飯喰らいです。
晴れの日が待ち遠しくなります。


オプションの電力モニター。黄色が売電分。むしろ深夜明け方の
強力な電力消費が気になります。多分エコキュートの湯沸しです。


パワーコンディショナーにも発電量が出ます。こっちは大きいほう。

こっちが小さいほう。
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